レーザー彫刻を始めるなら欠かせないソフトが LightBurn(ライトバーン) です。
WindowsやMacに対応しており、30日間の無料体験版も利用可能です。
この記事では、LightBurnのダウンロード方法からインストール手順、初期設定までを初心者向けに詳しく解説します。
LightBurnとは?レーザー彫刻用ソフトの特徴とメリット
LightBurnは、レーザー彫刻機を使う人にとって定番のデザイン・制御ソフトです。
Illustratorのように図形やテキストを配置でき、そのままレーザーへ送信してカットや彫刻を行えます。
- 対応機種が多い(オフライン機から家庭用レーザーまで幅広く対応)
- 体験版あり(30日間は無料で試せる)
- 一度購入すれば永久ライセンス(年ごとの更新料は任意)
- 日本語対応している (他ソフトはほとんど日本語非対応)
また、LightBurnは非常に多くのユーザーに使われているため、分からないことがあってもWeb検索やYoutubeで調べやすいという利点もあります。
Windows, macOS, LinuxのいずれのOSにも対応しています。
LightBurnのインストール手順(Windows版)
- 以下のリンクから公式サイトにアクセスします。
LightBurn公式ダウンロードページ - [Download LightBurn for Windows 64-bit (X.X.X)]ボタンをクリックします。
(X.X.Xはその時点の最新バージョンになります。)
Macの方は[MacOS(vX.X.X)]ボタンをクリックします。
💡 Windows 10 (ビルド 1809)以降、macOS 11以降に対応。古いOSだと動作しない可能性があります。
インストール手順(Windows)
- ダウンロードした
LightBurn-vX.X.X.exe
をダブルクリックします。 - LightBurnを動かすのに必要なツールをインストールします。
[同意する]にチェックを入れて[インストール]ボタンをクリックします。 - インストールが完了したら、[完了]ボタンをクリックします。
- 同じくLightBurnを動かすのに必要なランタイムのインストールを行います。
チェックボックスにチェックを入れて、[インストール]ボタンをクリックします。 - インストールが完了したら、[閉じる]ボタンをクリックします。
- LightBurnのインストーラーが起動し、インストールする場所を聞かれます。
デフォルトのままで問題ないので、[Next]ボタンをクリックします。 - スタートメニューに表示するショートカットの名前を決めます。
こちらもデフォルトのままで問題ないので、[Next]ボタンをクリックします。 - デスクトップにアイコンを作成するかを決めます。
便利なのでチェックを入れたまま[Next]ボタンをクリックします。
(不要な方はチェックを外してください) - 確認画面が表示されるので、[Install]ボタンをクリックします。
- インストール完了画面が表示されるので、チェックは何も変えずに[Finish]ボタンをクリックします。
- LightBurnが起動し、ライセンス認証画面が表示されます。
一旦はトライアルでOKなので、[Start Your Free Trial]ボタンをクリックします。
以上でインストールは完了です。
インストール後の初期設定
言語設定を日本語に変更する
インストール後、言語が英語になっている場合は日本語に変更する必要があります。
- LightBurnを起動後、左上のメニューの[Language]をクリックします。
- 使用できる言語の一覧が表示されるので、[日本語(Japanese)]をクリックします。
レーザー彫刻機と接続する
LightBurnとレーザー彫刻機を接続します。
- LightBurnを起動し、右下のウインドウの[デバイス]ボタンをクリックします。
- [インポート]ボタンをクリックします。
- 追加したいレーザー彫刻機の .lbdevという拡張子のファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
このファイルはレーザー彫刻機によって入手方法が異なります。
例えば、Atomstack P1 という彫刻機では付属のUSBメモリにこのファイルが格納されています。
メーカーの公式HPからダウンロードしてくる機種もあります。 - デバイスリストに対象のレーザー彫刻機が追加されたので、[OK]ボタンをクリックします。
- PCとレーザー彫刻機を付属しているUSBケーブルで接続し、レーザー彫刻機の電源をONにします。
- 右下のウインドウの[(選択)]のプルダウンをクリックし、下に表示されるポートを選択します。
下の例ではCOM4となっていますが、ここは人によって異なります。1台しか接続していない場合はここには1件しか表示されないので、表示されたポートを選択してください。
以上でレーザー彫刻機の接続は完了です。
ライセンス認証を行う
LightBurnを永続的に利用する場合は、ライセンスを購入して認証を行う必要があります。
- LightBurn起動時に表示されるウインドウで、[購入する LightBurn]ボタンをクリックします。
- ライセンス購入画面が表示されます。ここからアカウントを作成→ライセンス購入することで、登録したメールアドレスにライセンスキーが届きます。(最大24時間かかります)
- ライセンスキーが届いたら、ライセンス認証画面の[ライセンスキー]入力欄にキーを入力し、[ライセンスを有効にする]ボタンをクリックします。
これでライセンス認証作業は完了です。
また、ライセンスキーは永久に有効ですが、アップデートは1年間のみ有効です。1年後以降にLightBurnのアップデートを行いたい場合は、ライセンス更新($30)が必要となります。
旧バージョンを継続して利用する場合は更新は必要ありません。
Q&A
Q. 1つのライセンスで複数のPCでLightBurnを利用できるの?
A. はい、1つのライセンスで3台まで利用可能です。例えば、デザインはノートPCで作成し、実際の彫刻はレーザー彫刻機に接続しているデスクトップPCで行う、などの使い方も可能です。
まとめ
LightBurnは、レーザー彫刻をするなら必ず押さえておきたいソフトです。
- ダウンロードは公式サイトから
- WindowsでもMacでも簡単にインストール可能
- まずは30日間の体験版から試してみよう
次回の記事では実際にLightBurnを使ってテスト彫刻を行います。